最もシンプルなインターフェイスのアナログコンプレッサーです。
スタジオグレードのミニコンプレッサー
BECOS CompIQ MINI Pro Compressorは、小さなサイズながら大型のスタジオコンプレッサーに匹敵する
品質とユニークな機能を備えたコンプレッサーペダルです。
アナログ回路ならではの音楽的なレスポンスとクリアな音質を維持し、
プロフェッショナルオーディオのコンプレッションに必要なコントロールと汎用性を併せ持ちます。
CompIQ MINI Pro CompressorにはRatio、Threshold、Gain、
Dry/Wet Mixコントロールを搭載し、これらが相互に作用して洗練されたコンプレッションを設定することができます。
また、ペダル型コンプレッサーにはあまり搭載されないKneeスイッチにより、
コンプレッションのかかりの鋭さをHard/Softで切り替えることができます。
Soft(ソフトニー)に設定すると、透明で軽めのコンプレッションとなります。
Thresholdを高めに設定すると、最低限のコンプレッションだけをかけるマスタリングツールのように機能させることができます。
Hard(ハードニー)ではわかりやすくコンプレッサーがかかります。
チキンピッキングやベーススラップなどの出力を安定させることができます。
ハードニーでRatio、Thresholdを高く設定するとリミッターやサスティナーペダルとして使用できます。
CompIQ MINI Pro CompressorのTIMINGスイッチは、オートアタック/リリースタイミングを切り替えるスイッチです。
F(Fast)とS(Slow)を切り替えることができ、それぞれアタックとリリースタイミングの両方に影響します。
Fモードでは鮮明でパンチの効いた現代的なサウンドを作ります。
ファストタイミングでハードニーを組み合わせるとリミッターへと近づきます。
Blendを並列(ニューヨークスタイル)にした際に最適な設定です。
スロータイミングではベースラインやアルペジオのようなフレーズに適しています。
もちろん、設定にルールは存在しません。
お好みに応じた設定で最高の音を作ることが重要です。
CompIQ MINI Pro Compressorは主にギターでの使用を念頭に設計されていますが、
適切なマイクプリアンプを通したヴォーカルなどにも使用することができます。
もちろんベースコンプレッサーとしても最高峰のサウンドを作ります。
エレキギター、エレキベースだけでなくアコースティックギター、
エレクトリックストリングス、ハーモニカ、ブラス、シンセなどにも有効です。
コンプレッサーは楽器の音を魔法の音に変えるものではありません。
もともとの楽器が持つトーンを維持します。
高いダイナミックレンジによりナチュラルなサウンドのクリーントーン、ローノイズなオーディオプロセッシングが可能となります。
●コントロール
・フットスイッチ:エフェクトON(グリーンLED)とOFFを切り替えます。
OFF時はトゥルーバイパスとなります。
・RATIO:Thresholdを超えたシグナルにコンプレッションがかかったときにオーディオシグナルがどの程度圧縮されるかを調整します。
1:1(コンプレッションをかけない)から無限大:1まで設定できます。
9時位置で2:1となり、マイルドで音楽的なコンプレッション、12時位置で4:1となり、一般的なハードコンプレッション、
3時位置では10:1となり、さらに強力なコンプレッション、最大位置では無限大:1となり、リミッターとして動作します。
・THRESH(Threshold):このコントロールはコンプレッションがかかり始める
シグナルレベルを設定します。コンプレッションはここで設定したシグナルレベルを超えたときに初めて動きます。
低く設定すると、小さな入力でもコンプレッションがかかります。
THRESHを低く、GAINを高く設定すると全体の音量が高くなります(音量はDry/Wet Mixとも相関します)。
・GAIN(Makeup Gain):コンプレッションは、Thresholdを超えたシグナルを圧縮するため、音量が下がります。
下がった音量をリカバーするためにGainを上げる必要があります。
コンプレッションが高くなる(Ratioを上げる)と、GAINをより高く上げないと音量が高くなりません。
また、THRESHを下げてGAINを上げると全体の音量が高くなりますが、やりすぎるとノイズまみれとなります。
・DRY/WET MIX:このコントロールはオーディオミキサーのように動作します。
コンプレッサーに入力されたシグナルと、コンプレッサーを通したシグナルをミックスしてバランスを調整できます。
100%Wetから100%Dryまで設定でき、中央で1:1となります。
100%Dryに設定するとバッファとして動作します。
・SOFT/HARD(Knee)スイッチ:コンプレッサーのかかり方を切り替えるスイッチです。
Kneeとは膝のことで、Thresholdを超えたシグナルに、膝が折れるようにコンプレッションがかかることをハードニー、
レベルが高くなるにつれコンプレッションが強くなることをソフトニーと呼びます。
・ディスプレイ:5つのLEDでRMSレベルを表示します。
インプットレベルが高いとイエローやレッドLEDがピークを表示します。
レッドLEDが表示されても設定が間違っているわけではありません。
ディスプレイは指標としながら、実際の設定、音は耳で聞いて調整します。
・SCFスイッチ:サイドチェインフィルターの設定です。
N(Normal)、D(Deep)から設定できます。
Nポジションではサイドチェインフィルターは広いレンジのオーディオシグナルに影響し、
1kHz以下の周波数帯を抑えます。音は低域ほどパワーがあるため、コンプレッサーは低域の動きに反応して動作してしまいます。
それを抑え、音色全体のバランスに合わせてコンプレッサーを動作させるためのフィルターで、実際の音色には影響しません。
DポジションではLポジションよりも少し上の周波数にフィルターがかかります
(-12dB@130Hz)。
・TIMINGスイッチ:オートアジャストタイミング回路により、アタックとリリースを自動的に調整します。
このスイッチではF(速い)とS(遅い)を切り替えるだけです。
リリースは基本的にアタックの10~15倍の時間に設定されます。
Sに設定すると、アタックタイムが10-15ms、リリースタイムが100-220ms程度となり、
Fに設定するとアタックタイムが5-7ms、リリースタイムが70msに設定されます。
・INPUT:楽器やアンプのSENDからのケーブルを接続します。
・OUTPUT:アンプのインプットやアンプのRETURNへのケーブルを接続します。
・DC POWER:スタンダードなセンターマイナスDC9~12Vアダプターを接続します。
●スペック
Input impedance: > 1MΩ
Output Impedance: ~100Ω
Ratio: 1:1 to inf:1
Threshold: -40dB to +10dB
Make-up gain: -20dB to +20dB
0dB input referrence level: -20dBu (77.5mV)
Output noise: -95dBV @0dBV gain
THD: 0.05% for -5dBV input signal level @ 1kHz
Output frequency response: -2dB @ 40Hz; 0dB @ 100Hz - 22KHz
Optimal Power Voltage: 9-12VDC ±10% Center Negative Barrel
DC Power Plug Barrel: Ø 5.1/2.1mm, 12-15mm long
Power Consumtion: < 25mAh
Product Size: Lenght: 39mm, Depth: 92mm, Height: 51mm
Product Weight: 163g
種類:コンプレッサー
アダプター:9-12Vセンターマイナス
電池駆動:-
コントロール:RATIO、THRESH、GAIN、DRY/WET MIX、SOFT/HARD、SCF、TIMING
お問い合わせフリーダイヤル:0120-37-9630