カタリンブレッド / バイシクルディレイ
Catalinbread Bicycle Delayは、音が墜ちていくようなスパイラルディレイ、
音が上昇していくようなピッチアップディレイを作ることの出来るDSPベースのディレイペダルです。
ディレイサウンドの上昇や下降だけでなく、ディレイシグナルの暖かみを設定することも可能。
さらには強烈な発振をさせることもできます。
Bicycle Delayはまるでアルバート・ホフマン博士が体験した、世界初のLSDトリップの瞬間のようなペダルです。
ノープランのまま腰掛け、頭の中で奇妙な考えを自由に巡らせていました。
それは脳のプログラミングだったのかもしれませんし、純粋な創造だったのかも知れません。
Bicycle Delayは、全てを制御したいという願望や、新たな経験をしたいという意識の表れが物理的に形になったといえるのではないでしょうか。
Bicycle Delayを研究すればするほど、その複雑さが露わになりました。
研究を重ね、効果を試すうちに、このペダルは音楽的に自由で創造性の高いペダルに設定することを決めました。
ディスハーモニーの持つ有機的な美しさを見出だせるディレイペダルです。
Bicycle Delayの動作は、プレイヤーの気持ちをそのまま表現します。
全てのノブを12時に設定してアンプに接続し、Bicycle Delayの作る音を聞きます。
オープン・マインドでノブを動かせば、自分だけの音が見つかります。
この時、ノブの動きやセッティングとその音をメモしておくと、音作りの助けとなります。
●コントロール
・LUCIDITY
音の陰陽です。ディレイシグナルとドライシグナルのバランスを調整します。
・REFLECT
ディレイのリピート回数を設定するフィードバックコントロールです。
高く設定すれば自己発振させることができます。
リピートを重ねるごとにピッチがシフトします。
・RADIANCE
ディレイリピートにかけるフィルタです。
ディレイシグナルの明るさや解像度を設定します。
・MOOD
ディレイにかかるピッチシフトの方向やその勾配を設定します。
単純にピッチシフトの上下だけの設定ではなく、
時に不測の効果となる場合もあります。
・EXPANSE
ディレイタイムコントロールです。目の前から地平線の彼方まで、
音の焦点をコントロールするように設定してみてください。
Bicycle Delayの作る音をしっかりと聞いてみてください。
プレイのタッチによってそのレスポンスが変わったり、
様々な音がカコフォニーを作り、空間を満たします。
様々な音がハーモニーやディスコードを作ります。
●内部トリムポットとスイッチ
内部のGainトリムポットで全体の音量とエフェクトのかかりをブーストすることもできます。
ブーストするとサウンドがラウドかつより強い効果となります。
壮大で個性的なリードなどに有効です。
また、内部のスイッチを切り替えることで、トゥルーバイパスとバッファードバイパスを選択できます。
バッファードバイパスではエフェクトをOFFにしても最後の残響が残ります。
●電源
Bicycle DelayはスタンダードなセンターマイナスDC9~18Vアダプターで駆動します。
電池はご使用になれません。
高電圧で駆動することで、高いヘッドルームと音量、
パーカッシブなアタックを作ることができます。
●CREDITS
回路設計/オーディオエンジニア:Howard Gee
DSPエンジニア/コンセプト:Nicholas Harris
アートワーク:David Medel Weirdbeard72
お問い合わせフリーダイヤル:0120-37-9630