Subdecay / Echobox v2
サブディケイ / エコーボックスブイツー
Subdecay Echobox v2は、アナログディレイ~テープエコーのような、ヴィンテージトーンを作るディレイペダルです。
●特徴
・40~666msのディレイタイム
・Speed、Depthコントロールによるフルコントロールのモジュレーション
・Regenノブを3時に設定することで自己発振も可能
・バイパス時にディレイを残す“Trail”をON/OFF出来るトグルスイッチ
Subdecay Echobox v2は、多くのアーティストが奏でた最高のエコーサウンドを分析し、本物のクリーンシグナル、暖かなリピート、エコーダイナミクスを再現しました。
エコー“ダイナミクス”は、一般的にディレイペダルにはあまり使われません。しかし、これは初期のテープエコーサウンドを作る上で重要な要素です。
シンプルなフレーズに無限大に近いリピートを掛け、エコーの海を作るのは簡単です。
そこに新しいフレーズやリピートを乗せることで、新しいリピートが明確に聞こえます。
さらに、強いピッキングでは、エコートーンに軽い歪みが加わり、心地良いエコーの空間に響きます。
多くのテープエコーが、反復を繰り返すたびに高周波数が強調されるのに対し、アナログディレイはダークになります。
例えば“DM-2”などでは顕著ですし、アナログディレイを自己発振させればそれはよく分かります。
これがアナログディレイとテープエコーの違いです。
アナログディレイもテープエコーも、元々はその構造の中で“出来る限り透明な音”であるために設計されました。
テープエコーは、テープのレコーディングによる高域のロスを出来る限り緩和するため、高域がブーストされています。
アナログディレイはバケットブリゲードテクノロジー(バケツリレー回路)を集めた数千のコンデンサの塊からなるチップを使用します。
シグナルが次のコンデンサへと運ばれる度に、ほんの僅かなスイッチングノイズがシグナルに加わります。
僅かなノイズも、ディレイタイムが長くなると目立ってしまいます。
そのため、アナログディレイではノイズの出る高域をカットしています。
また、アナログディレイトーンの特徴としては、コンパンダーと呼ばれるノイズリダクション回路がありますが、
これはバランスの設計が難しく、短すぎるとアタックが潰れて歪んでしまい、
長すぎると、たとえば高音域のパームミュートプレイなどでは音色のダイナミクスを失ってしまいます。
Echobox v2では、コンパンダーを使用すること無く、
10次フィルターを用いてアタックを維持しながら複数のリピートによるノイズを回避しています。
Echobox v2は、アナログディレイとテープエコーの両方のアプローチをカバーしています。
テープエコーのダイナミクス、アナログディレイのコンパクトサイズでメンテナンスフリーの運用性、
両方に共通する暖かなトーン、そしてLFOベースのモジュレーション。
お問い合わせフリーダイヤル:0120-37-9630