Delay Doppelgänger.
デュアル・ディレイの金字塔
【THE NEXT GENERATION. DIG V2】
DIGはデュアルデジタルディレイの真髄をお届けします。
ディレイ2台の同時使用とその接続方法、それに1980年代に開発されたディレイボイシングを加え、
これら全てがその真髄を実現してくれます。
複雑にシンクロする独特なエコーが、ディレイとリバーブのはざまとも言えるドリーミーで幻想的なエフェクトを提供してくれます。
サウンドを音楽的に美しく仕上げる5つのリズミカルなサブディビジョンと、
3つのデュアル・ディレイのルーティングオプションが、音の可能性を広げます。
シンコペーションするパルスのようなディレイパターンから、大胆に間隔を空けたエコートレイルまで多彩に楽しむことができます。
●ハイ・インピーダンス超低ノイズClassA JFETプリアンプ入力
●ロー・インピーダンス・ステレオ出力
●TRSエクスプレッションペダル、Strymon MiniSwitch、MultiSwitch Plus、TRS MIDIが接続可能なエクスプレッション入力
●コンピューターとのMIDIコネクション、ファームウエアのアップデートが可能なUSB-Cジャック搭載
●独立のTAPテンポスイッチとOn/Offスイッチ
●300のプリセット保存とMIDIフル対応
●超低ノイズ、ハイパフォーマンスの24-bit 96kHz、A/D&D/Aコンバータがもたらす妥協のないオーディオ・クオリティ
●ハイパフォーマンス520MHz ARM スーパー・スカラー・プロセッサー
●32-bit浮遊演算プロセッシング
●20Hzから20kHzのフリーケンシー・レスポンス
●Designed and built in the USA
【製品コンセプト】
●ラック・トゥー・ザ・フューチャー?
80年代のラックマウント・ディレイは、新たなオーディオ・エフェクトの時代へと導いてくれました。
革新的なエレクトロニックデザインが、それまでにはなかったクリアなサウンドを実現しました。
それらは独特で興味をそそられる音色でもあったのです。
30年以上経過した今も、それらのサウンドは個性を失うことなく、プレイヤー達を触発し続けています。
我々は、そのデジタルディレイ・テクノロジーを徹底的に研究し、それらのユニークなプロセッシングをここに再現しました。
DIGには3種類のディレイ・ボイシングが搭載されています。
adm モード:80年代初頭のアダプティブ・デルタ・モジュレーション
12bit モード:80年代中期の12bitパルス・コード・モジュレーション
24/96 モード:モダンなハイレゾルーション24/96DIGは、これら3つの異なるディレイ・ボイシングをそれぞれ2台搭載する事によって、
無限のサウンドコンビネーションを秘めたデュアル・ディレイとして完成しました。
【クラシックサウンドと、最新機能】
第2世代のDIGは、オリジナルと同じラックマウントのデジタル・ディレイトーンを継承し、それらに最先端の技術と機能を追加しました。
ステージやスタジオのパワフルなツールとしてだけでなく、どんな場面でも柔軟に対応できる使いやすさも装備しています。
●TONEノブ
このパワフルなコントロールは、フィードバック用のフィルターを調整してエコーサウンドを整えます。
1つのコントロールで2つのフィルターを素早く直感的に操作できます。
左に回すとハイカット、右に回すとローカット、12時の位置でフラットです。
●さらに改良されたハードウェア
プレミアムなアナログJFET入力回路は、演奏に対して素晴らしい応答性を誇ります。
リアパネルにあるスイッチで、モノラルまたはステレオ入力切り替えが可能です。
さらに、新しいARM DSPチップはペダルボードのエネルギー消費を抑えながら、
あらゆる音の細かなニュアンスをつぶさに捉える高い処理能力を提供します。
●MIDI
MIDIのフル機能を備えており、MIDIクロックに同期し、全ての設定が300のプリセットとして保存できます。
EXP/MIDIジャックまたはUSB-C経由で、ほぼすべてのスイッチ、ノブ、設定をリモートでフルコントロールできます。
【サウンドデザイン】
●ディレイ・タイプ - Voices Of Digital.
デジタルディレイは全部同じようなサウンドに聴こえる、どれも個性が無い、と思っている方がいるかもしれません。
70年代後半にデジタル変換技術は急速に進歩しました。
当時の秀でたエレクトロニクスのエンジニア達は、テープやアナログ回路では再現できない最高の性能や音質を生み出そうとしていました。
デジタル変換プロセスの限界に挑戦した彼らの独創的なアイデアは、意図しないユニークな特性を持つディレイになりました。
DIGは、それらの個性を正確に、そして美しく甦らせます。
・ADM ? 遠距離通信の音声変換技術から進化した1bit高サンプルレートのAD/DA変換を再現しています。
この変換方式と信号のコンディショニングプロセス(リミッティングとプリ/ディ・エンファシス)が、
入力信号の大きなダイナミクスの変化に対してパーカッシブでワイド・バンドのディレイサウンドを生み出します。
・12 bit ? 12bit/32kHz PCM変換は70年代後期に開発されたモノリシックICチップによって実現しました。
プリエンファシス/ディエンファシスとコンパンディングが、コンバーターと組み合わさることで空間を感じる温かいサウンドを生みだします。
・24/96 ? ドライ信号と抜群にミックスされ、ダイナミクスに追従するモダンでピュアなハイレゾ・ディレイです。
24bit/96kHzの高分解能と高サンプルレートが、脚色のない自然なリピート音を生み出します。
●2つのディレイ - Two-For-One Special.
DIGの要は、2つのディレイが同時に1台のマシンで動作する点です。
Delay 1はマスター・ディレイです。
タイムノブ又はタップテンポを操作して、20ms~1.6sのディレイタイムが自在に設定できます。
長いディレイタイムはアンビエント・サウンドを、短いディレイタイムはダブリングやスラップバックを生み出します。
Delay 2はコンパニオン・ディレイとして機能します。
2台目のディレイタイムは、5つのリズム分割方法(3連、8分、符点8分、符点16分、ゴールデンレシオ)から決定されます。
2台をシンクさせたくない場合は、「フリーモード」を選択すると2台のシンクが解除され、
2台目のディレイ独自で20ms~1.6sのディレイタイムを設定できます。
つまり、異なる2つのディレイを1台のDIGで操ることが可能です。
●接続ルーティング - Go Your Own Way.
シリーズ、パラレル、ピンポン。2台のディレイに対して3つの異なる配列を設定できます。
シリーズでは2台のディレイが直列に接続され、信号はディレイ1→ディレイ2の順に流れます。
パラレルではそれぞれのディレイが独立し、ディレイ1が左チャンネルへ、ディレイ2が右チャンネルへ、それぞれLRに同時出力されます。
ピンポンはディレイのリピートがお互いに呼応し合うピンポン・ディレイです。
Mixを上げると、互いに影響し合い複雑なディレイパターンが生まれます。
●ディレイコントロール - Total Control.
DIGはスタジオからステージまで幅広く対応する、理想的なリバーブトーンを作り上げる実用的なコントロールをフル装備しています。
2つのMIXノブで、2台のディレイをそれぞれドライ音のみから、
3時の方向にセットして50:50、そしてディレイ音のみのフルウェットまでと、好みに合わせて細かくシームレスに設定できます。
REPEATSノブは、両方のディレイに対してリピート数を調整します。
短いスラップバックに特徴的なリピートから、最大にセットすれば無限に繰り返されるエコーを作り出すことも可能です。
ディレイ2で個別にリピート数を設定したい場合は、REPEATSノブを使用したセカンダリ―機能によってコントロールできます。
また、2台のディレイマシンそれぞれに2つのTIMEノブが用意されており、
スピーディーなクイックディレイから長くてスペイシーなディレイまで、自由に作り込むことが出来ます。
TIME 2 を使用して、ディレイ2 のディレイタイムを5つの異なるディレイサブディビジョンの1 つと同期したり、
フリー モードで任意のディレイタイムにセットすることも可能です。
Delay1のディレイタイムは、タップテンポスイッチで簡単に設定することができます。
●モジュレーション - Complete Control.
リピート音にさらなる味付けが必要な場合は、MODスイッチが解決してくれます。
DIGは3つの異なるレベルのディレイモジュレーションを備えており、ディレイに空間的な深みを与えることができます。
ディレイだけの場合はモジュレーションなし、わずかなモジュレーションが欲しい場合はLightを、
深くリッチなモジュレーションが必要ならDeepを選びましょう。
●トーン - Tune Your Tone.
新世代のDIGでは、フィードバック音のフィルターを調整できるTONEノブを搭載しており、ディレイのトーンを簡単に調整できます。
トーンを 左に回すとハイがカットされ、ダークなトーンでリピートが減衰します。
ニュートラルでフラットなトーンにしたい場合は12時の位置に設定し、クリアできらめくようなディレイにするには、ノブを右に回してローをカットします。
●サーキュラー・リピート - Round And Round.
1タップで無限にリピートするエコーや、リズミカルなサウンドスケープを生み出すことも可能です。
TAPスイッチを長押しすると、両方のディレイラインが音量を維持し、
TAPスイッチが離されるまで連続的に繰り返すサーキュラー・リピートがプレイできます。
TAPスイッチを外すと、元の設定にもどります。
お問い合わせフリーダイヤル:0120-37-9630