
ファビュラスで培ったノウハウを余すことなく注ぎ込んだシリウスシリーズの16穴木製カバーモデルです。
金属カバーの丸く光沢感のある音色に対して、ざらっとした感じの音色が特長です。
特に音を長く伸ばした時や、パーカッシブな表現をされる際に音色の個性が際立ちます。
木製ならではの特長として、同じ模様や色は存在しないので、世界に1つだけのハーモニカを手にしていただけます。
また、奏者が楽器に慣れ、楽器が奏者になじみ、そして木製カバーそのものが変容していくといった様々な要素の中で、音色の変化を感じられます。
歳月と共に音色が変化する、つまり「楽器が育っていく」ということも木製の魅力です。
ウェイテッドボディ

シリウスは本体内部に剛性と質量を増すウェイト(おもり)を装着しています。
これにより今までに無いサウンドを作り出すことに成功しました。
ハーモニカは多くの倍音を含んでおり、この倍音がハーモニカの明るくきらびやかな音色を形成しています。
リードの設計や筐体の材質・設計によりこの倍音の割合は変化し各モデル特有の音色を奏でます。
プラスチックなど剛性の低いボディのハーモニカはボディが振動し音色を形作る倍音成分が吸収され比較的中高域が強調され軽やかで明るい音色が特徴です。
また振動するボディから音が広がり楽器全体が鳴る様なサウンドが特徴です。
またリードの形状などによってもこの明るい音色はより強調されます。
一方、金属ボディのような剛性の高いハーモニカはボディが振動しにくい為、低音域などの倍音を失うことなくリードを発音させます。
本体が振動しない分、小さく繊細な音から芯のある大きな音まで得ることが出来ます。
シリウスはファビュラスシリーズで培われたリード設計と新設計のウェイテッドボディによって太く芯があり、
尚且つ適度に広がるサウンドをバランス良く組み合わせて誕生したまさに究極のスタンダードといえます。

低剛性ボディのハーモニカの音色

シリウスのウェイテッドボディの音色

一般的なプラスチックボディ
ボディが音を伝え軽やかに広がるサウンド。

シリウスボディ
最適なボディバランスで芯のある音と広がりを兼ね備えた新しいサウンド。

金属ソリッドボディ
高い剛性と質量がリードの振動を余すこと無く空間に伝え大きなダイナミクスレンジを持つ。
プレイヤーから絶大な支持を得たファビュラスリードを採用
マウスピースには、口アタリや滑りが良く抗菌効果のある銀メッキを施しました。マウスピースとスライドとのクリアランス(隙間)はほんの僅かな精度の差で楽器の性能を大きく左右しますが、高精度の機械加工により息漏れの少ないスライドアクションを実現しました。