Klon CentaurとRATのサーキットを一体化した2 in 1ペダル。

SA-01 Swiss Army Knifeは、KLON/CENTAUR（ケンタウルス）オーバードライブと、RATディストーションのサーキットを、コンパクトな筐体に一体化させた注目のハンドメイド・ギターペダルです。

欧州を中心に評価を上げているアンダース・ロイス氏の高いデザイン能力、そして卓越したサウンドセンスが、史上最も優れたオーバードライブであるCENTAURと、ディストーション・サウンドの代名詞であるRATの回路構成を、お互いの特徴を最も引き出せるコンビネーションで融合しています。もちろん、ロイス氏による「有意義なアレンジ」が随所に追加されており、クリッピング・ダイオードのアレンジメント(germanium/silicon/LED)を切り替えることも可能になっています。

全くの妥協をせず、すべてが手作業、パーツの細部まで徹底的にこだわり、手間を惜しまずに設計・製作されている「REUSS MUSICAL INSTRUMENTS」ならではの完成度の高い美学が伝わってきます。



グレイト・ドライブを提供するKlon/Centaurのオーバードライブ回路をアップグレード！

伝説のギターペダルである「KLON/CENTAUR」は、誰もが認める最高のオーバードライブです。REUSSではKLON/CENTAUR（ケンタウルス）の回路設計や、そのトーンの微細なニュアンスを大切にしながらも、いくつかの新しいアプローチを追加しています。高域の増幅能力に優れた、低スルーレートのオペアンプのペアがロイス氏によって換装されました。これはRATにも使用されているLM308系の特性を持ったオペアンプですが、より非対称なクリッピング特性を持っています。

KLON/CENTAUR回路のゲルマニウム・クリッピング・ダイオードについては様々な論議がありますが、本機では異なるタイプのビンテージNOSゲルマニウムを選択しています。1970年代のアメリカ製のITTブランドのゲルマニウム・ダイオードと、ロシア製のゲルマニウム・ダイオードを、異なるクリッピング・スレッショルドで配置した事で、非対称なクリッピング・キャラクターを生み出し、より力強く際立ったサウンドを得ています。

さらに本機の内部回路上にはオーバードライブ・セクション専用のスイッチ（NORMAL/MOD)が設けられており、ロシア製のゲルマニウム・ダイオードをもう一基回路に追加することができます。これによりクリッピング・スレッショルドが約半分となり、歪量をわずかに増すチューニングが可能になります。

「SA-01 Swiss Army Knife」のオーバードライブ・セクションでは、KLON/CENTAURに期待されるサウンドをカバーしながらも、さらにオーガニックで温かいサウンド・フレーバーを加えることに成功しています。


ビンテージRATのディストーション回路に、REUSS独自のモードも追加！

「SA-01 Swiss Army Knife」のディストーション・セクションは、基本的なビンテージRAT回路に忠実で、NOSパーツのLM308オペアンプが使用されていますが、オルタナティブなクリッピング・ダイオードのコンビネーションを、回路上のスイッチで切り替えできるようデザインされています。

トータルで6個のダイオード(LED、シリコン、ゲルマニウム）を複雑にミックスすることで得られたサウンドは、立体的で大きな音像を持ち、さらにオーガニックな響きをクリエイトすることができます。これは従来の構成では得られなかったよりオープンでオールマイティなサウンドです。

出荷時にはこの「REUSSモード(MOD)」にスイッチを設定して出荷されています。「NORMALモード」に設定することでビンテージRAT系のサウンドを再現します。


SA-01 Swiss Army Knife" Features

・REUSSならではのモディファイを追加した、KLON CENTAUR(ケンタウルス)とビンテージRAT回路の2in1ペダル
・KLON回路にはREUSSアップデートのオペアンプと異なるタイプのビンテージNOSゲルマニウムを採用
・KLON回路では基板上のスイッチにより、アメリカ製ゲルマニウムとロシア製ゲルマニウムの異なるコンビネーションをスイッチング可能
・RAT回路はICにLM308を使用
・RAT回路では基板上のスイッチにより、6個のダイオード(LED、シリコン、ゲルマニウム）のコンビネーションをスイッチング可能
・すべてハンドメイド工程で、厳しいチューニングや品質管理を徹底
・9V(センターマイナス）ACアダプター、または9Vバッテリー駆動"