Introduction

世界的に枯渇が進み高級材の代表格となっているハワイアンコア
古き良き伝説の楽器たちからインスピレーションを受け、独自の感性を持ってアレンジを加えた個性的なギターを生み出している。
比較的コストパフォーマンスに優れたモデルを供給している。


Hawaiian Koaの枯渇

植樹してからギター用に製材できるようになるまでおおよそ30年の月日を要する広葉樹。
その作業のコストに見合わないという事で廃業する業者が多く、年々ハワイでのコア林は減っている傾向にあります。
林業よりも農業に向かう生産者が増えているという状況が主な原因です。
樹齢が高く、カーリー杢が現れているような大きなサイズの板材はその入手も容易ではなくなってしまっている。



Taylor GuitarsとHawaiian Koa

比較的ハワイ諸島に近いカリフォルニア州に本社を構えるTaylor Guitarsは創業者のボブ・テイラーがCEOの時代から、 ハワイに多数のコネクションを持ち、ハワイアンコアに対するこだわりが非常に強く、 木材が減少していく事に憂いを感じていることが大きな背景の一つです。

以前エボニー材の減少を食い止めるために同社はカメルーンで植樹を行いカメルーン政府から表彰された過去があります。
それと同様に、ハワイ諸島でもコア材の植樹を始めました。
環境問題の観点からも素晴らしい試みであり、同社がハワイアンコアを低コストで安定供給が行える、最大の要因でもあります。



Sound BoardとしてのHawaian Koa

スプルースやシダーに代表される針葉樹に比較すると硬質な木材。
そのため、弾き込むことでの成長速度が圧倒的に早く、新品時とは比較できないほどの豊かな鳴りが期待できる材料です。
ギターを育てていることが、すぐに実感できる木材は非常に稀有な存在です。
中音域から高音域にかけてピークがあり、ほかの木材では出しえないようなきらきらとしたサウンドが魅力的。
タッチセンスの感度も非常に高く、レスポンスに優れた立ち上がりと 複雑な倍音成分が独自のサウンドを生み出し、唯一無二の木材として確立されている。



木材としてのHawaiian Koa

マメ科ネムノキ亜科アカシア属の樹木です。
最大で高さ30m程度、胸の高さの直径で1mほどのサイズに成長します。
赤褐色の色味が特徴的で、様々な表情を見せる人気の高い樹木です。
地下から水分を組み上げて成長し、強風によって木がしなることで現れるカーリー杢がコア材の魅力です。
スコールなど独特な気候条件を持つハワイ諸島は、そういった意味でもコア材の成長に相応しい土壌で、他国で生育したアカシア属の木材とは 外観もサウンドも一線を画します。

前途のカーリー杢を含め、杢とサウンドの関係性があるかないかという議論がしばしば持ち上がります。
結論から言うと、杢はサウンドには関係がありません。
しかし上記のように杢が発生する条件は、樹木に対するストレスです。
たくさんのストレスが与えられた樹木は、より深くより複雑な杢になります。
そのため、深い杢目を持つ木材は樹齢が高いものに多く、強度や反響性において圧倒的に優れています。
杢が出ている板は樹齢が高いものが多いためいい音がする。
というのがこの議論の正解ではないでしょうか?



Taylorのハワイアンコアを使用したギター

メキシコで生産される200番台からBuilt to Orderまで幅広くラインナップしている。
そのどれもがHawaiian Koaならではのサウンドを体感できる。
ボディサイズや仕様も多岐にわたり、プレイスタイルに合わせたチョイスが可能である。
木材のシーズニングも自社工場において、厳重な管理の元で長期間行われている為、硬質な材料ながらも割れなどのリスクも非常に少なく、 木材本来の持つサウンドを余すことなく発揮してくれるのも、Taylorの魅力だ。

Taylor Guitars Hawaiian Koa

汎用性の高いカタログモデルから、プレイスタイルに特化したモデル、現地で選定したカスタムモデルまで幅広くございます。
Taylor Guitars Premier DealerであるAcoustic Planetが厳選したTaylor Hawaiian Koaのモデルをご覧ください。