製造総本数302本、1958年に1本と1959年に301本の2年間しか製造されていないデュアルモンド・ピックアップを2機搭載したD-18E。
そのあまりにも強烈で前衛的なルックスは、発売当時の市場には全く受け入れられず非常に短命なモデルとなりました。

このギターを使用した最も有名なミュージシャンと言えば、ニルヴァーナのカート・コバーンでしょう。
史上最も偉大なライブアルバムのひとつに数えられる、1993年に録音された「MTV Unplugged in New York」で唯一演奏されたギターがこのD-18Eです。
2020年にはギター史上最高額で落札されました。(約601万ドル/6億4200万円)

個体としても格別な状態であり、ウェザーチェックはチラホラと散見されますが、板割れ(クラック)は見られない極上コンディション。
シリアルナンバーは下３桁は控えさせて頂きますが、最初の２桁はカート・コバーンが所有しているD-18Eと同じです。


仕様の部分での通常のD-18との相違点は、
ブレーシングをラダーブレーシングに変更、デュアルモンド・ピックアップを2機搭載、ピックアップセレクター、コントロールノブを増設しています。
生鳴りは通常のD-18と比較すると控え目ですが、当時の対抗馬であったGibson J-160Eと比べるとアコースティック・ギターとしての倍音の多さが感じられ、さすがMartinといったところ。

過去に、日本随一と呼ばれるリペアマンの手によって指板修正とフレット、ナット、サドルが交換されています。非常に丁寧で、特にナットの仕上げは芸術的です。

アンダーサドルタイプのピエゾピックアップが取付けられており、コントロールノブの一つをピエゾボリューム、他２つをマグネットピックアップのマスターボリュームとマスタートーンに変更しています。ＰＵセレクターはマグネティックにのみ作用します。
オリジアルのアッセンブリーも付属しますので元に戻す事も可能です。

ペグも近年のクルーソンペグに交換されていますが、オリジナルが付属します。

ネックはストレート、弦高は12フレット上で6弦側約2.2mm、1弦側約1.7mmで調整されており、快適な演奏性が魅力です。

生音でもジャズギター的な鳴り方で楽しめますが、プラグインした際のデュアルモンド・ピックアップによるスイートなトーンは格別です。
フロントではジャジィーに、リアではトゥワンギーに、センターミックスではその二つがうまくミックスされたナチュラルコーラスが掛かったような美しいサウンドをお楽しみ頂けます。


オリジナルハードケースが付属する稀少な逸品。稀少なマーチン純正のハードケースカバーも付属します。
海外では1000万円超えが当たり前の相場の中、ご委託主様のご厚意でこちらのお値段でご案内可能となりました。
302本しか製造しておらず、日本市場では滅多に現れない為、お探しだった方も多いのではないのでしょうか。


全国への送料は弊社負担でお届け致します。どうぞお見逃しなく！




【保証・付属品】
中古６ヶ月保証
オリジナルハードケース、オリジナルペグ、オリジナルアッセンブリー、Martinハードケースカバー付属


【※こちらの商品に関して】
ご委託お預かり品の為、数日間のお取り置きは承っておりません。予めご了承ください。


Spec.
Top : Sitka Spruce
Back&Side : Mahogany
Bracing : Ladder
Neck : Mahogany
Fingerboard : Rosewood
Bridge : Rosewood
Scale : 645.2mm
NutWidth : 42.9mm
Tuners : Changed w/Original
Case : Original Hard Case

Electronics : Original DeArmond 2
Contorol : Mag Vol,Piezo Vol,Mag Tone




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